『スパイダーマン:ホームカミング』で、メイおばさんが怒涛の若返り。

アメコミヒーローの中でも、ダントツの人気を誇るスパイダーマン。何度も映画化されているので、またか!と思うものの、新作が出るごとに、いろいろとバージョンアップしているので、やっぱり面白くて飽きが来ない。もうすぐ日本でも公開となる『スパイダーマン:ホームカミング』は、これまでの『スパイダーマン』シリーズとは違い、アベンジャーズの一員になりたくて仕方がない15歳の少年目線で描かれた作品で、全体的には、甘酸っぱい青春映画になっています。



でも!もちろん、単なる青春映画ではありません。アクションがハンパないんです!やりすぎ、すぎ、すぎ、な感じのアクション・シーン。もう、どうにでもしてぇ~~なハイテンション。SFヒーローの中でも、ボディスーツを着ているアイアンマンなどとは違って、スパイダーマンは、ほぼ「生身」なわけです。超人的な身体能力で飛び跳ねていても、やっぱり生身の人間ですから、血みどろの交戦となり、SF作品とはいえ、独特のリアリティ感が持ち味。ハラハラ感、ハンパないわ~。



今回のスパイダーマンことピーター・パーカーは、トム・ホランドが演じています。21歳の新進気鋭のイギリス人俳優。ミュージカル作品で鍛えた肉体が、驚異的身体能力を持つスパイダーマンを演じるには最適だったらしく、飛んでも、跳ねても、フットワークが軽くて自然。しかも、めちゃくちゃハイトーンボイスで、15歳の少年という設定に全く違和感がありません。脱いだら、マッチョマンなんだけど。




『スパイダーマン』シリーズでは、ピーター・パーカーを支える名物メイおばさんといえば、こんなふうに白髪で、家族を思いやる優しい年配女性のアイコンでした。初代メイおばさんは、 ローズマリー・ハリス(88歳) 、2代目メイおばさんは、サリー・フィールド(69歳)、しかし、今回のメイおばさんは、なんと、なんと、マリサ・トメイ(52歳)。



今回は、ピーターが15歳という設定ですから、メイおばさんのほうも、若返って良いハズではあるものの、なんなのでしょう、このセクシーオーラ満載の登場は!?あららー!?メイおばさんのキャラは、完全にかわってしまいました・・・。



マリサ・トメイは、若いころから老け役もこなしており、ずっと年齢不詳な感じではありましたが、ますますエイジレスな52歳です。ボトックスやフィラーをやりたおした感じのハリウッド女優が多い中、劇中でのマリサ・トメイは、いつ見ても、ナチュラル感を活かした装いで、同じ女性から観て好感度高し!シワもシミもソバカスもたるみもあるんだけど、なんだかすごくキュート。そして、いつもナイスバディ!おばさんとは呼ばせないゾ、という気合を感じさせる女優さんです。なにかと凹むことが多く、女をリタイヤしたくなりがちな大人世代の私たちにとって、「ハッ、これじゃイカン!もう少しだけでもマシに装ってみよう!」と勇気づけられる存在。・・・というわけで、新しいメイおばさんに、ご注目ください!


『スパイダーマン:ホームカミング』

2017年8月11日 全国ロードショー


『Style』

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