グリッタードレス対決【アカデミー賞】サンドラ・ブロックVSガル・ガドット

“Times UP”キャンペーンで、最近は、ブラックドレス姿しか存在しなかったレッドカーペット。アカデミー賞では、やっとカラードレスが復活しました。とはいえ、『スリー・ビルボード』で主演女優賞を獲得したフランシス・マクドーマンが、ノミネートされた女優たちを立たせて、こうスピーチ。「メリル、あなたがやればみんなやるから」と言われて立ち上がったメリル・ストリープを筆頭に、『シェイプ・オブ・ウォーター』のサリー・ホーキンス、『レディ・バード』のシアーシャ・ローナン、グレタ・ガーウィグらが次々と立ち上がらせ、「“Times Up”キャンペーンは終わっていない、始まったのだ!」というメッセージを打ち出したわけです。



「私たちは伝えたい物語があり、資金が必要なプロジェクトがある。でも今夜のパーティーではそのことで話しかけないで。近いうちにあなたたちのオフィスに招くか、あなたたちが私たちのオフィスに来てくれても良い。そこで全部話します!」と会場に集まった映画関係者たちに呼びかけました。・・・というわけで、今後のハリウッドは、「女性たちよ、立ち上がれ!」に加え、「人権問題を見直せ!労働環境を改善しろ!社会的弱者のために寄付をしろ!」という方向に向かうようです。


フランシスが、「最後に2つの言葉をお伝えします。みなさん、『INCLUSION RIDER』!」と締めくくったことで、「え?それって、いったい何!?」と、『INCLUSION RIDER』というキーワードが、世界中で超話題になっています。フランシスは、授賞式後の会見でこの言葉について聞かれ、「映画への出演契約をするときに、少なくとも50%の多様性をキャストだけでなくクルーに求めることができるという仕組み」と説明。


『INCLUSION RIDER』とは、俳優が出演契約をする際に、その作品のキャストや制作スタッフの中に女性や有色人種といった立場の弱い人々をある程度の割合で含めることを求める条項のことを指すのだそうです。俳優たちが、自分の出演作にキャストとスタッフの多様性(もちろん、ここ最近「ダイバーシティ」もキーワードですね!)を約束させることができるというもの。これから、どう変わっていくのか見守りたいです。


ところで、床に置いたフランシス・マクドーマンのオスカー像、この後、盗まれます・・・。まぁ、犯人はすぐに捕まったのですが。


さて、ほぼ、すっぴん状態で、熱烈な政治的スピーチをぶっ放した大女優フランシス・マクドーマンは、同じ女性として、潔くて、カッコ良くて、知的で、憧れますが・・・、それはそうと、やっとカラフルが戻ってきたレッドカーペットから、ひときわ目を引いたメタルドレスをご紹介します。


『ワンダーウーマン』のガル・ガドット。1920年代のグッチのヴィンテージドレスです。物凄く華やかですが、20年代の特徴であるモダンでエレガントな落ち着いた細身ダウンシルエット。


サンドラ・ブロックのメタルドレスは、ルイ・ヴィトンのもの。グリッター感が高いので、真っ赤なレッドリップで攻めるかと思いきや、ダークな目元とヌーディーなリップカラーを選び、完璧なモードメイクに仕上げました。


ところで、そういえば、ジェニファー・ローレンスもメタリックドレスでした。


ディオールのドレスを選んだジェニファー・ローレンスは、見事なキャットアイで登場。


グリッターな輝きは、レッドカーペットに映えますね!みなさんは、どのドレスがお好きですか。個人的には、ガル・ガドットの装いが素敵に見えました~。




『Style』

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